空堀商店街にはまだバトってないたこ焼きが2軒ある。
1軒はつい
最近開拓した銭湯「一の湯」の路地から出てくると右ナナメ前にある。
ここは、ボクの記憶が正しければごく最近に出来た店。
覇気のないおじさんが焼いている。
正確に言うと、焼いてるところは見たことない。
いつもカチカチのたこ焼きが20個ほど鉄板の上に転がってるのだ。
(買ってる人を見たこともない)
悪循環だ。
ボクはこの悪循環は買い手である我々にも多少あると思うが、
なかなかどうして、
「買いたくなる雰囲気」のない店であることは確か。
たこ焼きバトル企画のために買うわけではないが、(まあ、そうだが)
意を決して買ってみた。
6個150円。
カチカチ20個群のとなりでは、焼きかけの、まだひっくり返していない30個がある。
しかし、焼きかけのままどれくらい時間が掛かってるだろうと疑うほど
表面はもうからから〜っと水分がとんでしまい、くつくつとも言ってない…
たぶん、初めから「たこ焼きなんて売れないものだから、ゆっくり焼こうっと!」
て感じで超トロ火で焼いてるのだろう。
悪循環…
おじさんは“わーお!ひっさしぶりの客!”とばかりの表情であった。
カチカチの6個に「ソース、マヨネーズぬりますか?」と聞いてくるので、
マヨネーズはいいですとことわった。
さて二軒目。
こちらは
第一回の“ハンターカブ”の店の並び、すぐ3軒ほど西隣の店。
作り置きの20個が鉄板にあるが、先ほどの店とは全然違う。
照りもふくらみも、ほんとに全然違う。
この辺が「買いたくなるかパスするか」の作り置きビジュアルに効いてくる。
8個280円。
「ソース、しょうゆ、どうされます?」
こちらのおじさんも、先ほどの店と同じくらいの年格好だけど、物腰は上品だ。
ソースだけで、とお願いした。
さあ、事務所まで持ち帰るぞ。
はい、どちらが覇気無しか一目瞭然ですね。
取りあえず寄りの写真も。

覇気なし。

色気あり。

大きさはこんな感じに違います。
では、いただきます!
まずは覇気無しを…
か、硬い。
“消しゴム”という表現をよく使いますけど、消しゴムより硬い。
萎縮してカチカチ。
カチカチでも味があれば何とかイケルものだけど、味も…アカン。
どうしようもない。
そら悪循環やわ。
次、色気ありの方を…
パク。
ん、これ。これがたこ焼き。
トロトロ感はなくなってるが、もともとトロトロではないかもしれない。
初めの第ひと口は「ん? お好み焼き?」という感覚であった。
キャベツ感があった。
(入ってるかどうかを確認するの忘れた)
特筆する味ではないが、
持ち帰りに工夫が見られる。
そう、この木の皮を底に敷いてあるのだ。
余分な水分でぶよぶよになるのを避けている。
これはなかなかポイント高し。
というか、
このたこ焼きの「こう食べて下さい」感が伝わった。
そうか、トロトロ感がないと書いたが、このたこ焼きはそれでイイと言ってるのだ。
よく分かる。
B部長に頂いたお土産ビールをグビっと行きつつ…
しかしホンマ、人生イロイロ、たこ焼きイロイロである。
最後にダメ押しではないが、
覇気無したこ焼きはこれほどに硬いという写真を。
ちょんと突いた爪楊枝にこれほど持ち上げられるたこ焼きは、まあ、ない。
<最後に一言>
たこ焼きの悪循環についてはボクも昔から「どうにかならんか」と思ってる。
昔、ボクが買った記憶のあるたこ焼きは、おばちゃんが、カチカチのはメインに使わず、
「これ、オマケな」と言って、8個入りのところ、9、10個目にサービスとして入れてくれてた。
店としても、どうしようもないものという感じならば、
カチカチになりそうなやつは、店頭で「ご自由にご試食どうぞ!」みたいな感じにするとどうなんだろう?
作り置きは素早くパックに入れて暖かブースに置いてる店もある。
これはこれで、「なんで鉄板からとってくれへんの?」的な、損した感じもする。
でも、鉄板の上でカチカチよりは桁違いによい。
工夫、努力が必要である。
ボクならどうする??
「完全受注生産! 焼き上がり15分!」とか、そういう看板を立てるとか。
